店長ブログ

冷たいコーヒーのお話

暑い季節になると、冷たいコーヒーが飲みたくなりますね。冷たいコーヒーといえば、アイスコーヒーと水出しコーヒーが思い浮かびます。何が違うんでしょう?

◆まず作り方が違います。
アイスコーヒーは、お湯で抽出した熱いコーヒーを氷で冷やしますが、水出しコーヒーは、お湯を使わず、水でコーヒーを抽出します。「コールドブリュー」や「ダッチコーヒー」とも呼ばれています。そのため、アイスコーヒーを作るのにはそれほど時間がかかりませんが、水出しコーヒーは抽出に時間がかかり、大体一晩、少なくとも8時間くらいかかります。

◆味わいはどうでしょう。
水出しコーヒーは、苦味や酸味が抑えられて、まろやかな味わいになると言われています。苦味や渋みのもとのなる成分が水に溶けにくいためです。また、お湯でドリップしたコーヒーはコーヒー豆の油分を抽出しますが、水出しでは油分の抽出があまりされないため、さっぱりとした味わいになります。さらに水出しコーヒーはおいしさが長持ちするといいます。コーヒーがおいしくないと感じるのは酸化が原因なのですが、水出しの場合、熱による化学変化がおこらず、酸化の原因となる油分の抽出量が少ないため、酸化しにくいのです。

◆水出しコーヒーの作り方
いろいろな方法がありますが、簡単な作り方をご紹介します(作り方というほどでもないんですが)。
コーヒーの粉をお茶パックなどに詰め、冷水筒やピッチャーなどに入れ、水を注ぎます。コーヒーの粉50gに対して、水は1ℓくらいが目安です。8~10時間冷蔵庫に入れるとできあがり。時間はかかりますが、作り方はとても簡単です。

<おいしくつくるコツ>
・ある程度長い時間漬け込む。
 こちらにも、そして多くのwebサイトでも8時間くらい抽出すると書いてあるのですが、もう少し長く、12~16時間漬け込むといいそうです。
 浅煎りなら、長めに16時間くらい抽出するといいです。
・水は少しずつではなく、一気に注ぐ。
 水を注いだ後に浸けるので、少量ずつ水を入れる必要はありません。また、水は常温で。

◆水出しコーヒーはなぜ「ダッチコーヒー」?
水出しコーヒーは、別名「ダッチコーヒー」と呼ばれますが、ダッチコーヒーは直訳すると「オランダのコーヒー」となります。水出しコーヒーの発祥はインドネシアなんですが、なぜオランダなのでしょう?

17世紀のはじめ、オランダ東インド会社は、インドネシアに進出しました。当時インドネシアで栽培されていたコーヒー豆はロブスタ種という品種でしたが、苦味やえぐみが強くて飲みにくかったそうです。そんなコーヒーをおいしく飲むために思いついたのが、「水出しコーヒー」だったそうです。上にも書きましたように、水出しコーヒーは苦味が抑えらえてまろやかな味になります。つまりオランダ人が考案したということで、「ダッチコーヒー(オランダ人のコーヒー)」と呼ばれるようになったんです。インドネシアのコーヒーをおいしく飲むために考えた淹れ方なんですね。

これまで冷たいコーヒーとしてアイスコーヒーしかお試しじゃなかった人もぜひ「水出しコーヒー」を作って飲んでみてください。私もこの夏から水出しコーヒーを作るようになりましたが、とても簡単でおいしいので、ほぼ水出しコーヒーしか飲んでいません。

お好みにもよりますが、「水出しコーヒー」をつくるならペルーのコーヒーがおすすめです。ぜひAPLA SHOPでチェックしてみてください。

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